【クリニック開業する意思は、すぐには伝えない方が良い!】
まず、クリニック開業・医院開業する意思が固まったからといって直ぐに周りのスタッフ・同僚・上司に退職の意思は伝えてはいけません。
雇用契約の条件にもよりますが、事務方・病院側は、クリニック開業を心から喜ぶ方はいません。
上司や監督者に退職を申し出ると、「報酬アップ」「勤務条件の改善」などを提示され、引き止めにあうことがあります。
「今のご時世、開業なんかしたら、失敗するぞ!」と罵倒されることもあるでしょう。
「転職をしなければ実現できないこと」を伝え、自分の意志をはっきりと示す事が上司を説得する上で非常に有効であると考えられます。また、退職の意志を伝えるタイミングも重要です。
辞めるまでの時間が短すぎると、上司の理解が得づらく、同僚たちへの引継ぎもままならず、揉める原因となります。何より患者に迷惑がかかることになります。2ヶ月ほど前に直属の上司への退職意思表示を行い、1ヶ月前から業務の引き継ぎを行っていくのが理想的ではないでしょうか。
また、患者様の紹介のあった医療機関や、他科の医師、自分から紹介した医療機関へは、退職することを伝え、外来の後任などの紹介も必ず行ってください。「飛ぶ鳥跡を濁さず」 しっかり引継ぎをし、感謝を伝えることも忘れないようにしてください。
これが後々のクリニック経営に大きく影響くる場合があります。